これは俗に言うオールエンド後のお話ですね。



説明しておくと佐祐理さん舞の二人は大学に行ってます。



あゆ&真琴はそれぞれ三年と二年に転入してきました。



栞は無事進級してます。



え?無理だって?



そんなことありませんよ。



なんていったって邪夢がありますから‥‥。



でわ本題‥



旋律にのせ


















放課後になる。



普通の生徒なら心待ちにしている時間。



けど、俺は‥、



地獄の幕開け、だ‥。











名雪「祐一。放課‥



   バン!



佐祐理「あはは〜、祐一さん!一緒に帰りましょ〜」



舞「‥‥祐一‥‥帰る」



真琴「祐一!帰るわよぅ!!」



あゆ「祐一くん一緒に帰ろうよ!」



栞「お姉ちゃん!祐一さん!いっしょにかえりましょう!! 」



香里「栞!恥ずかしいから止めなさいって言ってるでしょう」



美汐「ま‥こと‥‥。すこ‥しは‥待ってい‥てください‥‥」



名雪「だめだお!祐一は私と一緒に帰るんだお!」



祐一「ヲイ、なにいっとる」



佐祐理「あはは〜そうですよ〜名雪さん。祐一さんは佐祐理と一緒に帰るんですよ〜〜」



いや、いつものことですが大学はどうしたんです?



   ぽこっ!



佐祐理「いた〜い」



舞「‥佐祐理違う。‥‥祐一は私と佐祐理と三人で帰る」



佐祐理「あはは〜そうでしたね〜〜ごめんね?舞」



舞「‥‥気にしないでいい。‥‥‥‥今度から気をつけてくれれば」



真琴「祐一!肉まんおごって!」



祐一「待て!俺が何をした!?」



真琴「いいからおごるの!」



あゆ「じゃあボクはタイヤキ!」



祐一「食い逃げうぐうは黙ってろ!」



あゆ「うぐぅ‥ひどいよ‥‥‥うっ‥うう‥‥‥」



祐一「あ、あゆ?泣くな?な?」



あゆ「う、ぐっ‥‥うぐっ‥」



名雪「あ〜、祐一あゆちゃん泣かした〜」



栞「祐一さん、最低です」



美汐「相沢さん、そんなこと人として不出来でしょう」



舞「‥‥祐一、私は人を泣かすものを討つ者だから‥」



うう、みんなからの批判するような目が‥



祐一「あ〜〜もう、分かったよ。あゆ、タイヤキでも何でもおごってやるから泣き止んでくれ!」



あゆ「うぐ♪じゃあタイヤキ十個♪」



名雪「私は、イチゴサンデー三つ」



真琴「肉まん二十個よ」



美汐「では、百花屋の餡蜜を」



舞「牛丼、嫌いじゃない」



佐祐理「佐祐理も舞と同じでいいですよ〜」



栞「私はアイスを」



‥‥‥‥ヲイ



あゆ「栞ちゃんありがとう、この目薬」



栞「いえいえ、あゆさんこそ名演技でしたよ」



祐一「ヲイ其処の二人、なにやっとる」



あゆ&栞「「なんにも」」



祐一「あ〜、俺はおごらんぞ!」



名雪「‥‥うそつき」



舞「‥‥‥ぐしゅぐしゅ」



佐祐理「ま〜い、泣き止んで、ね?」



真琴「何でよぅ!!」



美汐「相沢さん、約束を破るなんてそんなこくなこと無いでしょう」



栞「そんなこという人嫌いです!」



俺か、俺が悪いのか??



全員「「「「「「「そう(だよ・です・ですね・よ!・だよ!)」」」」」」」



うぐぅ。



名雪「じゃあみんなで行こう」



名雪以外(もちろん俺も)「「「「「「お〜〜〜〜(‥‥‥‥お〜)」」」」」」



祐一「クスン。今月もう金ないのに‥」



名雪「祐一。行くよ?」



栞「そうですよ。いきましょう」



舞「‥‥行く」



佐祐理「あはは〜、祐一さんはやくはやく、ですよ〜〜♪」



真琴「行くわよ!!」



美汐「ご一緒させていただきます」



祐一「‥‥俺にもう人権は無いのか?」



全員「「「「「「「もちろん(だよ・です・はちみつくまさん・ですよ〜・当然よ・そのようです)」」」」」」」



祐一「うぐぅ」



俺はみんなに連れら(連行さ)れていく。



祐一「あれ、香里は行かないのか?」



さっきからほとんど喋ってないけど?どうかしたのか?



香里「‥‥ええ、ちょっと用事があって‥」



栞「お姉ちゃんなんかほっといて行きましょうよ」



言うようになったな栞よ(泣)。



香里「だから行ってらっしゃい」



全員「「「「「「「いってきます」」」」」」」(((((((やった、ライバルが一人減った))))))



祐一「‥‥‥‥‥」



で、俺は香里のことが気になりつつも連行されていった。



































今日も学校が終わる。



相沢君は、いつもと違って起きているわね。



名雪はいつも通りね。



そろそろかしら?



石橋「じゃ、気をつけて帰れよ〜」



子供じゃないんだから‥



名雪「ゆうい‥ち‥?」



佐祐理「あはは〜、祐一さん!一緒に帰りましょ〜」



舞「‥‥祐一‥‥帰る」



真琴「祐一!帰るわよぅ!!」



あゆ「祐一くん一緒に帰ろうよ!」



栞「お姉ちゃん!祐一さん!いっしょにかえりましょう!! 」



美汐「ま‥こと‥‥。すこ‥しは‥待ってい‥てください‥‥」



佐祐理「名雪さ〜ん、祐一さんを何処に隠したんですか〜(怒)」



舞「‥隠すと、斬る!」



名雪「祐一?どこに行ったの?」



ホント、合図と同時に出て行ったわね。



名雪「ゆういち〜!!どこだお〜〜!!!」



北川「あ、相沢の奴から伝言『用事があるので商店街に行く。』だそうだ」



名雪「だお〜〜〜!!逃がさないお〜〜!!イチゴサンデ〜だお〜〜〜!!」



佐祐理「あはははははは〜〜〜〜〜、佐祐理からは逃れられませんよ〜〜〜〜〜!!!」



舞「ぐしゅぐしゅ。探す」



栞「はい!!探し出してアイスをゲットです!!」



ちょっと栞。それは無いんじゃ‥



あゆ「行くよ〜〜〜!!」



全員「「「「「「お〜〜〜」」」」」」



  だだだだだだだだだだだだだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!



っと一陣の風のように去って行く七人。



北川「あれ?美坂は行かないのか?」



香里「ええ。どうせ見つからないでしょうから」



北川「ふ〜ん、水瀬たちも大変だな」



香里「そうね、相沢君も罪深い男ね」



北川「じゃ、俺はもう変えるわ。美坂は?」



香里「私は部活にいくわ。また明日北川君」



北川「おう!じゃあな」



北川君が教室を出て、私も遅れて教室を後にする。





















そして、ある教室の前。



私が部長をしている部室。



何時のころか行かなくなって、部活自体幽霊船と化している部活。



その教室からは美しいバイオリンのメロディーが聞こえてくる。



多分、あの人、だろう。



私は意を決して教室に入る。



‥やっぱり。



あの人が弾いていた。







祐一「え、香里?どうしてここに?」



香里「ふふ、どうしてでしょうね?」



祐一「ま、まさか。あいつらはいないよな?」



相沢君はバイオリンを近くの机に置きながら訊いてくる。



香里「名雪たち?あなたの言葉にだまされて商店街にいったわよ」



祐一「本当に?」



ジト目で視線を投げかけてくる。



香里「あら、信用できない?名雪たちに教えてもいいわよ?」



祐一「ぐはっ!止めてくれ。頼むから」



香里「ふふ、いいわよ。言わないでおいてあげる」



祐一「ふぅ、助かる」



祐一「でも何で香里がここに?」



香里「部長が自分の部活に来ちゃいけない?」



祐一「マジで?香里が部長だったのか?」



唖然とした顔で訊いてくる。



香里「ええ、この軽音部は私が作ったの。どうしても音楽をやりたくってね」



祐一「その割には部員がいないようだが?」



香里「そうね、どうしてかしら?」



理由は簡単、入部希望者がこの部活の趣旨を理解していなかったから私が入れなかった。



香里「相沢君はどうしてここに?」



祐一「前の学校で同じ軽音部に入っていたからな。それでここでも入ろうと部長さんを待っていたわけだ」



香里「そうなの。それで入部するの?」



祐一「ああ、あまり上手くはないけどな」



香里「あら、結構上手だったじゃない」



祐一「そ、そうか?」



香里「入部テストよ。もう一度弾いてくれる?」



祐一「入部テストまであるのかここは。まあいいや、お望みとあらばいくらでも」



相沢君はそういいながら少し大げさに礼をした。



祐一「では、パッヘルベルの“Kanon”」



・・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・



・・・・・・・・



・・・・・・・



・・・・・・



・・・・・



・・・・



・・・



・・













 パチパチパチ



香里「なんかこう癒されるって感じね」



祐一「ふふ、よせよ。俺は癒し系じゃないって」



香里「ふふ、じゃあ相沢君の優しさがにじみ出ているのかしら」



祐一「‥俺は優しくなんかないさ」



祐一「俺はあいつらに深い心の傷をつけてしまった」



香里「‥‥それは‥」



祐一「それに、俺はあいつらの気持ちにこたえてやることは出来ない」



香里「え?」



祐一「あいつらがこんな俺を好きになったことはうれしい。けど‥」



香里「‥‥‥‥‥‥」



祐一「俺はこれ以上あいつらを幸せには出来ない」



香里「‥‥‥‥どういう‥」



祐一「あいつらと自分を偽ってまで付き合いたくないからな」



香里「‥‥‥‥‥‥なんで?」



祐一「俺もあいつらと一緒さ。誰かを一途に思い続けてる」



香里「どんな人?その人は?」



祐一「気が強くて、少し意地悪で。頭がよくて、きれいで‥。しっかりしていて。



でも実は誰よりも弱くて、何時までも守っていたいと思う人」



相沢君の嬉しそうな顔。



私は、その顔を見ていると体のどこかが痛くなってきた‥。



香里「そんな人がいるなら‥‥、早く言わないと、誰かに取られて後悔するわよ」



祐一「そうなんだよな。けど、近頃名雪たちのアタックが強くなってるから十分に話せる時間がないんだよ」



香里「ふふ。あの子達なりに気づいているのかもね。このままじゃ、相沢君をものに出来ないって」



祐一「かもな」



私たちは軽く笑いあう。



祐一「それに何時までもこんな状態じゃいけないなって思ってきたからさ」



香里「そう、じゃあ、がんばって告白してらっしゃい」



祐一「じゃあ、香里」



香里「なに?今日しかないんじゃないの?時間。早くいってらっしゃい」



祐一「違うって、俺と付き合ってくれ」



‥‥‥‥‥‥え?



祐一「香里に呼び出されたあの日から香里のことが好きになったんだ」



相沢君が顔を真っ赤にしながら話している。



祐一「だから、俺と付き合ってくれ」



香里「私?私なんかでいいの?」



祐一「香里じゃなきゃだめなんだ」



香里「だって、私は‥‥」



祐一「香里。ダメか?」



香里「あの子達に悪いじゃない」



祐一「お前の気持ちはどうなんだ?」



香里「私の気持ちは‥‥‥」



私は‥‥、



相沢君を呼び出したときから、いえ、もっと前から好きだった。



祐一「香里‥」



香里「私は、私の気持ちは‥」



私はそういって、自分の唇を相沢君の唇に重ねる。



そっと触れるだけのキス。



祐一「‥‥OK、だな?」



香里「ええ、相沢、いえ、祐一」























帰り道。



私たちは手をつないで帰っている。



かなり恥ずかしい。



祐一「香里、そんなに恥ずかしいなら。手、離すか?」



香里「いやよ」



真っ赤になりながらも反論する。



祐一「さて、あいつらが知ったら凄いことになりそうだな」



香里「そうね。特に名雪なんかが」



佐祐理先輩も怖いけど‥。



祐一「真琴対策なんかも練らないと‥」



香里「真琴ちゃん?」



祐一「ああ、鍵をつい閉め忘れると朝、布団の中にもぐりこんでるからな」



香里「‥‥へ〜〜」



彼女の前でそんなこと言うなんて、いい度胸してるわね。



祐一「うぅ、にらむな。だから今日からあいつらの対策をしないと」



予想されるこれからに日々



香里「ふぅ、これから毎日が大変ね」



それでも、私のそばには



祐一「いやか?」



祐一がいてくれる



香里「いいえ、とっても幸せよ」



それだけで私は幸せ













































名雪「祐一は私のものだお〜〜〜!!」



佐祐理「佐祐理のものですよ〜〜〜〜!!!!」



舞「‥‥佐祐理、だから祐一は私と佐祐理のもの‥‥‥‥ぐしゅぐしゅ」



あゆ「祐一君はボクのものだよ!」



真琴「祐一は私のものよぅ!!!!!」



美汐「私のものにしたかったです」



栞「祐一さんもお姉ちゃんも嫌いです〜〜〜〜!!!!」









祐一「俺は物じゃね〜〜〜〜〜〜〜」



香里「ふぅ、苦労が耐えないわ」
































あとがき?!








香里&美汐&祐仁  月下夢幻、一周年おめでと〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

香里    それで、何で私たちなの?

美汐    そうです。祐仁さん

祐仁    私とHIROさんのお気に入りのキャラだから来ていただきました

香里    夢月さんのお気に入りキャラは?

祐仁    ‥‥‥‥‥‥えっと、チャットで聞いた記憶はあるんですが‥

美汐    忘れたんですね?

祐仁    はい。スミマセン

美汐    まあいいでしょう

香里    とにかく、夢月(アキラ)さん、HIROさん

美汐    サイト、一周年おめでとうSS

祐仁    お送りします!!

香里    これからも頑張ってください

美汐    応援させていただきます

祐仁    それでは

香里&美汐&祐仁  本当におめでとうございます!!!!!!


どうもありがとうございます。
一周年記念をいただけて嬉しい限りです。
良いですね〜ラブラブで(笑
かおりん可愛い(更笑
あ、この作品の題名は私、HIROが考えました。
つたない題名ですいません。
お返しのSS書かせていただきます。
今後もよろしくお願いします。
ではでは。